色奈さんは止まれない

生きてるだけで必死

そんなことすら伝わらない

 

「ストレス抱えていませんか?」

 

「無理しないで暮らしてますか?」

 

 

うるさいうるさい

生きてるだけでこっちは致命傷なんだ。

ゆるしてくれ、そんな言葉をかけないでくれ。

 

そもそもにして休憩する場所、休息する場所である家で一番ストレス抱えてるって状態がもうストレス。ストレスが湯水のごとく溢れる。とってもクソ。

 

家族は好き、祖父母も、叔母も、母親も。

仲もいいし、楽しいし。

 

でもふとした時、その家族という枷は私をむ蝕む。

 

子供でいることを強要された、言葉で言われたわけじゃないけど、なんとなくそう感じ取って生きてきた。

 

でもそれは、子どもの時だけだと思っていた。

子供の時は子供らしく、素直でのびのびとして、明るく朗らかで。そういう子でいいと思っていた。実際高校卒業するまではそうしてきた。

 

でも、いざ就職をするぞとなった時、その枷が私を急激に縛り付ける。

「家から通える距離で、もし県外に行くようであれば働かなくていい」

そういわれたその時は「世間知らずの私を心配してくれてる」と、信じていた。それ以外思いたくなかった。

でも、働き出して、自分の世界の小ささを知って「あれは私を心配していたからじゃなくて、私を縛るためだった」と気づかされた。

 

本人たちは「可愛い子供を危険な目に遭わせたくない、いざとなったら私達が守るためにも側においておかなければ」という行き過ぎた心配から(過保護)きているのであろうけれど、けど!それは社会には通用しない。

 

 

大人になるのを拒まれた。

初めて恋人ができたとき、母親に伝えたら「お母さん以外に言っちゃだめよ」と言われたとき、正直ピンと来ていなかったが、その言葉は恋人と別れた時の母親の反応でよくわかった

「ああ、よかった」

そういわれた。

この人は子供が「女」になることを拒んでいる、直感で分かった。

女になること、可愛い子供がどこかへ行ってしまうような気になるのが、あの人はきっと耐えられない。

そう考えたすべてが納得いった、友達同士でも遊びに行くときは逐一報告する事、どこに誰とどうやってどんなことをして、何時にどこへ行って。それらすべてを母親は知りたがった(祖父母も)

挙句の果てには「その一緒に遊んだ人はどういう人で、家族構成はどうなっていて、ご両親はなんの仕事をしていて、御兄弟はいるの?どこに住んでいるの?」と、相手のことまで知りたがる。

 

私はいつになったら家族から自由になれるのだろう。

私の思っていた家族は優しくて、ちょっと心配性で、でも私の事を応援していると思っていた。

 

全てに疑いを持ち始めたのは15歳の頃、交友関係全てを知りたがる家族、私の夢を笑って否定して、都合のいい時にはいい顔をして、私が本当にしたいことは拒否するくせに。

 

こんな話他人にすると

「どうせ今の環境に甘えてそういう事言ってるだけでしょ?その中でもできることってあるじゃん!」

ってしゃしゃり出てくる。

 

じゃあ、家から出ることも、夢のために進学することも、やりたい事、言いたいことを我慢して生活することを強いられた環境で、何をすればいいんだ教えてよ。

 

「あ~…大変だね、でも若いからそう思うんだよ」

 

年取ったら現状変わるの?

私より長く生きている家族が、家庭が、性格が、変わるの?

ねぇ、私のこと知ろうとしない癖に、私の話を分かろうともしない癖に、大人ぶってえらそうなこと言うなよ。

 

 

 

私は私のために生きたいだけなんだ。